漕ぐ力

自転車を漕ぐ力とは? 弱体化する肉体とともにそんなことを考えつつサドルに跨る日々を綴っていきたいと思います。

紅葉狩り温泉ライド


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11月15日、秋の紅葉シーズン真っ盛り、紅葉狩りライドしてきました。

企画はいつもの重装備者さん。そして門くん、今回は3人です。最初はロードで150kmくらいの予定でしたけど、オフ車でのんびり行こうという門くんの提案で、オンロードだけど距離短縮でオフ車で行くことに。

朝6時半集合で拾ってもらい、西へ向かいます。

車中で、帝釈峡ですよ、と初めて行先が明かされます。

名前は聞いたことあって、案内板をみたことあるけども、何があるのか全く知らないので、今回もひたすら重装さんに従ってついていくのみ。なにも考えなくていいので?、これがまた気楽でありがたいのです。

 

国道314号線沿いのパーキングエリアに車を停めて、朝9時過ぎに現地スタート。

出発してすぐ緑資源林道へ入り、しばらく上りが続きます。雨も降ってきますが、天気予報は午後には回復するとなっていたので、早く止むのを願いながら上ります。30分くらい上ったでしょうか、やっと下りとなりますけど、濡れた体は急速に冷えてガクガクです。

ロードだったらこの辺で帰ったでしょうね。オフ車でよかった。

 

下ってアップダウンする辺りで、

「いちおう調べてみたら電波塔に上る林道ありましたけど、どうしますか?」

と重装氏。

まあ、せっかくだから行ってみようかということになりますが、全て重装氏に導かれていたような・・・。

白滝山への道、入ってみると走りやすい砂利道の林道、水たまりが多いものの、落葉のじゅうたんの上を走るような感じでなかなか気持ちよい道ではないですか。時折コンクリート舗装の劇坂区間に泣かされますけども、30分くらいで頂上に到着。眼下は真っ白でなんにも見えませんでしたけど、天気良ければ見晴しもよさそう。

小休止して、ほんとに恐る恐るゆっくりと下ります。

そして、途中分かれ道が。

入口はきれいな砂利道です。

どうもこの辺の林道は、地元みたいにとりあえずRC(再生砕石)って感じではなくて、大きさは不揃いながらも、帝釈峡で後でみたような岩を割ったような石を敷いてるようで、それがきれいにみえるようです。尖っててチョットこわいですけど。

重装氏のガーミン810にはルートへ戻れそうな道が続いてるようなので、そっちを下ってみることにします。

ゆっくりと流すように下れて、ここも気持ちいい道です。

ただ、道はしっかりしてますけど、車とかの出入りした形跡がゼロ。放置された倒木をかわしながら下っていきますけど、自分的にはこれはマズイ道の予感。だんだんと道が荒れてきて草ぼうぼうになって道は終了。

引き返すのも仕方ないなと完全に思ってましたけど、ここで重装氏、

「いやいや、ガーミンに道はあります!」と。

頼もしいことに、先頭をきって下ってルートを捜してくれます。

そして少し進むと、おぼろげに道っぽいものを発見!

そして下ること5分くらいで農機発見!そして停めてある車も発見!

そこからしばらく下って第一集落発見。助かりました。


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自販機をみつけて小休止です。

それにしても、これは絶対失敗したかなと思ってましたけど、すごいっすねガーミンエッジ810。

 

帝釈峡を目指して再スタート。ここからは雨もあがりました。上って下ってを繰り返して、途中からは川沿いにゆるく下って到着。


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道中も所々にみどころがあります。

帝釈峡、思ったよりも観光地、旧いタイプの行楽地みたいな所でした。


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そして紅葉はほぼ終わってましたけど、散策する観光客は意外と多かったです。歩くのが面倒くさい人のためにレンタルサイクル店があって、タンデムママチャリとかが並べてありました。

ここの遊歩道は、堂々と自転車で入れるのがいいですね。歩行者には申し訳ないけどゆっくりと自転車で散策します。


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最初は上流側で、下ったほうの湖にも観光地があるようなのでそちらへ向かいますが、最初に向かったルートは行き止まり、大幅に戻って道路を行くか、2.5kmのトレッキングルートを行くか、

せっかくだしということで、トレッキングルートを進むことに。

で、すぐに階段。また階段。折り返してまた階段。ひたすら階段を押して上ることになりました。だけど上りがあれば下りがある。階段は最後に少しあったくらいで、ゆっくりとシングルトラックを流して下るような感じで、これもなかなかよかったですねー。


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イマイチ方向感覚が不明で案内板を頼りにジグザグ降りていくと、下の湖にかかる赤い橋が陽に照らされて鮮やかに浮かんでるようにみえて、一同「おーっ」と。


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そして湖に到着しますが、あちこち寄り道しているので時間に余裕がないかもしれないので帰る方向へと向かいます。あとは舗装路です。途中、門くんのファットのインナーが外れるというトラブルもありましたけど、使わなければ大丈夫ということで先へ進みます。

そして、東城の道の駅へ。そしたらたまたまイベント開催中。

いや実はこれも全て計画のうちにあったのかもしれません。


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そばや炊き込みご飯を食べて、ビンゴをしたり、餅をゲットしたりと、ちょっとだけのつもりが思わぬ大休止に。家へのおみやげも購入して、最後出発地を目指します。

東城を出てすぐは、あとは帰るだけ、少しくらい前を引かねばと思い、エアロポジションで先頭を走ったりしましたが、予想以上に足にきていて少し勾配がきつくなったらすぐにちぎれてしまいました(^^;;

あとは少し待ってもらったりしながら、いくつかの坂を越えて、最後には攣り気配十分なところで出発地へゴール。

いやぁ、70kmでしたけど、けっこうクタクタ。

そして、車を停めたところにすぐ前の川のほとりには「高尾の湯」という秘湯っぽい温泉があって、まだ営業中のようなので汗を流して帰ることにします。


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「ゴメンくださーい」

って入り口の玄関を開けると・・・、

 

そこにはこたつの上にお菓子の入った篭をおいて、テレビをみている家族団らんの人達が。完全に普通の家に間違えて入ったかと思いましたが、

「お、お風呂いいですか?」

「どうぞーっ」

ということで、料金500円を缶にいれて階下のお風呂へ。

風呂はよかったです。2人入ればいっぱいですけど、男湯女湯どちらも空いてたので両方に交互に入ったりして。

帰ってから調べたら、この温泉は昔は湯治宿だったそうです。だから1日1500円とか半日1000円とかって値段表にあったんだなと納得。ひょっとするとマニアックなラブホかと思ってしまいましたが、そんなわけないですねw。

 

紅葉はすでに終わってるかんじでしたけど、それ以上にいろいろ面白い重装ツアーでした。 重装備者さん、門くんさん、ありがとうございました。

さて、次の正月は・・・、ゴクリ